1964年に全米で公開され、その年のアカデミー賞で5部門を受賞したミュージカル映画『メリー・ポピンズ』。54年ぶりの続編『メリー・ポピンズ・リターンズ/Mary Poppins Returns(原題)』の海外予告が第90回アカデミー賞授賞式の開催中に解禁された。
本作は、前作より25年後の大恐慌時代のロンドンを舞台に、ある出来事から人生の喜びや感動を失ってしまったバンクス家を助けるために、再びメリー・ポピンズが駆けつける。
公開された映像では、街灯点灯人のジャック(リン・マニュエル・ミランダ)がある嵐の日に舞い上がった凧を下ろそうとすると、凧を掴んでメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が地上に舞い降りてくるところから始まる。その後、大人になったバンクス家のマイケル(ベン・ウィショー)とジェーン(エミリー・モーティマー)と再会するポピンズだが、「お会いできて光栄です」というマイケルに対し、「ええ、もちろんだわ」と回答し立ち去る。だが、鏡の中にはその場を立ち去ったはずのポピンズを見つめるポピンズの姿が映し出され、魔法使いとしての一面を垣間見ることができる。
現在も活躍する女優ジュリー・アンドリュースの後を継いでメリー・ポピンズ役を演じるのは、『プラダを着た悪魔』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント。ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」を手がけたリン・マニュエル・ミランダが街灯点灯人のジャックに扮し、バンクス家の人生に明かりを灯そうとポピンズに協力する。
監督はミュージカル映画『シカゴ』『イントゥ・ザ・ウッズ』のロブ・マーシャル。映像には登場していないが、メリル・ストリープやコリン・ファース、アンジェラ・ランズベリーといった映画・演劇界を代表する俳優陣が出演するほか、前作でメリー・ポピンズ役を演じた大女優ジュリー・アンドリュース、そしてポピンズの親友であり大道芸人のバート役を演じたディック・ヴァン・ダイクがそれぞれ別の役柄でスクリーンに帰ってくる。